由禧(よしき)先生
影と鏡と光
2025/09/17 09:37:51
昔むかし、アキラという青年がいました。
彼の胸の奥には、幼い日に見た
「冷たい母の影」が棲みついていました。
母は彼を抱きしめず、
厳しい言葉で追い払うことがありました。
その影は彼の心に沈み、
イマーゴ(像) となり、
暗い森のように彼を囲んでいました。
アキラはその森を恐れ、光を求めて
「強く立派な自分」を演じ続けました。
けれど、どれだけ人から称賛されても、
森の奥の寂しい子どもは泣き続けていたのです。
2. 鏡の出会い
やがてアキラはマユという女性と出会いました。
彼女の瞳は湖のように澄んでいましたが、
ときおり彼に冷たさを映す鏡でもありました。
その鏡に映るのはマユではなく、
母の影=イマーゴ でした。
アキラは怒り、悲しみ、
必死にマユにしがみつきました。
「どうして僕を特別にしてくれないんだ!」
マユは困惑しました。
彼女自身もまた、幼い頃に
「我慢しなさい」と言われ続けて
心を閉ざした子どもを抱えていたのです。
3. 神殿での対話
二人はある賢者に導かれ、
「心の神殿」で向かい合うことになりました。
それは、まるでギリシャ神話の神殿のように
白い柱が立ち並ぶ場所。
賢者は言いました。
「ここは鏡の間。
相手を通じて、自らの影を見る場所。
イマーゴを映す鏡を壊すのではなく、
そこに光を注ぐのです。」
アキラは震えながらマユに語りました。
アキラ
「君が僕を無視するように感じると、
母に拒絶された時の痛みがよみがえるんだ。
僕はまだ、あの子どものまま泣いている。」
マユは涙をこらえながら、賢者に促されて答えました。
マユ
「あなたがそう感じるとき、
幼い自分が母に拒絶されたように泣いているんだね。
私は今、その子どもの声を聴いている。」
アキラの胸の奥で、影の森に小さな光が差しました。
4. 内なる子どもとの邂逅
アキラは目を閉じると、
森の奥に震える少年が見えました。
その子は、母に背を向けられたまま、
ずっと待っていました。
彼は膝をつき、その子を抱きしめました。
アキラ
「君を置き去りにしてごめん。
僕が守るよ。
君は愛される価値がある。」
その瞬間、森に差し込んだ光は、
鏡をも照らし、マユの中の小さな少女をも照らしました。
「我慢しなさい」と言われ、
甘えることを閉じ込めた少女もまた、
涙を流していました。
5. 光の結び
二人は互いに見つめ合いました。
もう、そこに映るのは
「母の影」や「過去の痛み」
だけではありません。
二人の影を抱きしめ合うことで、
新しい光 が生まれていたのです。
賢者は告げました。
「人は皆、影を抱えたまま愛を求めます。
その影はイマーゴとなって相手に映り、
繰り返しあなたを試すでしょう。
しかし、影を恐れず向き合い、光を注ぐとき、
愛は新たな姿に生まれ変わるのです。」
二人は頷き合い、神殿を後にしました。
影も鏡も消えません。
けれど、それを共に抱きしめる道を歩む覚悟が、彼らの心に宿っていたのです___
__イマーゴは「心の鏡」に映る影。
それは痛みをもたらすだけでなく、
愛の再生の入口 でもあります。
もしあなたが今、
人間関係に苦しんでいるなら、
問いかけてみてください。
「私は誰の影を、相手に映しているのだろう?」
そして、その影の中にいる小さな自分を
抱きしめてください。
光は外からではなく、
あなた自身の腕の中から生まれるのです。
由禧(よしき)
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- 【性別】
- 女性
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- 【鑑定歴】
- 1-2年
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- とても話しやすい
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- カメレオン憑依による心の代弁 親子問題・子供の未来、可能性のサポート 文殊菩薩が照らす導き
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