由禧(よしき)先生
無意識が教えてくれる、自分の行く道
2025/08/24 20:54:47
昔々、ある旅人が「自分の生きる道」を探して旅をしていました。
彼は哲学書を読み、賢者を訪ね、未来を占い、星の運行に耳を澄ませました。
しかし、どんなに考えても答えは見つかりません。
頭で考えれば考えるほど、自分が何を望んでいるのか分からなくなっていくのです。
そんな旅の途中、山奥の村で一人の老人に出会いました。
「お前さんは道を探しておるな」
突然そう言われ、旅人は驚きました。
「はい、けれど考えても答えが出ないのです」
老人はにこやかに笑いました。
「ならば“考える”ことをやめて、“行動”を観察するがよい。
人の無意識は、必ず行動に表れる。
お前さんが無意識に選んでいるもの、それが本当のお前なのだよ」
◆無意識は言葉よりも雄弁◆
心理学では、人間の心を「氷山」にたとえることがあります。
水面に出ている部分が「意識」、つまり言葉にできる思考や感情です。
しかし氷山の大部分は水面下に隠れており、それが「無意識」。
私たち自身も気づいていない欲求や価値観が眠っています。
興味深いのは、無意識は言葉で語ることはできませんが、
「行動」という形で姿を現す、ということです。
たとえば――
・頭では「節約しよう」と思っているのに、つい本や音楽にはお金を使ってしまう。
・「人づきあいは苦手」と言いながら、実際には人の集まる場所に足を運んでいる。
・「仕事が一番大切」と言いつつ、疲れていても子どもの話を最後まで聞いてしまう。
このように、言葉と行動が食い違う場面こそ、
無意識の本音がにじみ出ている瞬間なのです。
◆瞑想と“行動の観察”◆
旅人は老人の言葉に従い、しばらく自分の行動を意識して
振り返ってみることにしました。
朝、どんな道を選んで歩いたのか。
誰かが困っていたとき、自然に体はどう反応したのか。
何をしているときに心が穏やかになり、何をしているときに力が湧いてくるのか。
これは心理学的にいうと、瞑想にも似た方法です。
瞑想では「呼吸」や「体の感覚」を観察しますが、
同じように「自分の行動」を注意深く観察するのです。
すると旅人は、意外なことに気づきました。
自分は「地位や名誉が欲しい」と言葉では語っていたのに、
実際に喜びを感じているのは、子どもと笑い合ったり、
人を助けたりしているときだったのです。
◆行動は無意識の“地図”◆
心理学者ユングは、人間の成長を「意識と無意識の統合」と表現しました。
つまり、自分でも気づいていない本音を知り、
それを意識のレベルにまで引き上げることが大切なのです。
旅人にとって、それは
「自分は人と関わり、人の役に立つことに喜びを見いだしている」
という発見でした。
口で「成功が欲しい」と言いながらも、
実際の行動は「つながり」を選んでいたのです。
心理学ではこれを「行動の自己開示」と呼ぶことがあります。
無意識は沈黙していますが、私たちが日常で無意識に選び取る行動が、
そのまま“心の地図”となって現れるのです。
◆あなたの行動は何を語るか◆
この物語は旅人だけの話ではありません。
私たちもまた、無意識に導かれて日々の行動を選んでいます。
もし自分がどんな道を進むべきか迷ったときは、
まず「自分の行動を静かに観察する」ことをおすすめします。
瞑想のように心を落ち着け、今日一日の行動を振り返ってみてください。
・疲れているのに、時間を忘れて夢中になることは何か。
・つい応援したくなる人はどんな人か。
・お金や時間を惜しまずに費やしているものは何か。
それらは、あなたの無意識が「これこそ大事」と示しているサインです。
◆無意識が導く道◆
言葉は飾ることができます。
しかし、行動はごまかせません。
だからこそ、自分の人生を見失ったときは
「私は今どんな行動をしているか」
を振り返るのです。
その足跡こそが、無意識からのメッセージであり、
あなたが本当に望んでいる道を示しています。
旅人はやがて、人と人をつなぐ語り部として生きていきました。
彼の無意識は常に“つながり”へと導いていたからです。
そして私たち一人ひとりもまた、
日々の行動の中に自分の答えを見つけることができます。
瞑想するように静かに行動を見つめれば――
無意識が教えてくれる“自分の行く道”が、自然と浮かび上がってくるのです。
由禧(よしき)
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- 【性別】
- 女性
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- 【鑑定歴】
- 1-2年
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- とても話しやすい
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- カメレオン憑依による心の代弁 親子問題・子供の未来、可能性のサポート 文殊菩薩が照らす導き
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