由禧(よしき)先生
熱の神、風を纏いて
2025/08/10 16:46:39
宝山寺の歓喜天様の社では、人の願いと神の戯れを拝見いたしました。
龍田神社の風神様の祠では、大気の息吹と自由の調べを感じました。
その夜、私は熱にうなされました。
身体は地に縫いとめられ、魂は水面のように揺らぎます。
意識が遠のく中、やがて目の前に現れたのは――
山と雲と羽根が絡まりあい、一つの像となった存在でした。
その額には、天と地の境目を見通す「第三の目」。
声なき声が、私の内へと流れ込んできます。
「私は〈境界の守り手〉アラハヴ。
生きる者が迷いの谷を渡るとき、門を開く者です。」
アラハヴは古より、歓喜天の宴と風神の翼の間に生まれたと伝えられています。
人の心が「歓び」と「自由」を共に抱くとき、
その魂は新しい世界へ渡る資格を得るといわれます。
しかし、その門は誰にでも開かれるわけではなく、
必ずアラハヴがその眼で見極めるのだそうです。
その夜のアラハヴは、石片の羽を広げ、背後に嵐を従えていました。
歓喜天様の笑みと、風神様の囁き、その両方を宿したような姿でした。
私はただ、その眼差しを受け止めるしかありませんでした。
光と影が交互に流れ込み、心の奥の硬い殻が、ひとつ、またひとつと剥がれていきます。
朝になり、熱は引きました。
しかし、枕元のスケッチブックには、あの夜見たアラハヴの横顔が、
青い線で、確かに刻まれておりました。
由禧(よしき)
由禧(よしき)先生予約受付中
-
280円/1分 -
-
- 【性別】
- 女性
-
- 【鑑定歴】
- 1-2年
-
- 【鑑定の雰囲気】
- とても話しやすい
-
- カメレオン憑依による心の代弁 親子問題・子供の未来、可能性のサポート 文殊菩薩が照らす導き
-











