由禧(よしき)先生

「ひとりで頑張らない」から始まる、革命。

2025/08/07 20:00:34

――ユング心理学から見る、家族の変容――




私たちは、どこまで行っても家族(仲間)と共に成長していく存在なのだと、

最近しみじみ感じています。



とくにこの数年、次女の不登校や感覚過敏に向き合う中で、

私は「母親」としての在り方を深く問い続けてきました。

人一倍繊細な彼女には、たっぷりとした母性が必要だ――

そう信じて、私はできる限りの愛情と配慮を注いできました。



けれども、ある日ふと気づいてしまったのです。



「母の私だけでは、足りないのかもしれない」と。




◆ユング心理学が教えてくれたこと




私がユング心理学に出会ったのは、

自分自身の葛藤や苦しみを何とか理解したいと思ったことがきっかけでした。




ユングは、私たち人間には「無意識」があり、

そこには自分の内なる異性像――


男性の中にはアニマ(女性性)、女性の中にはアニムス(男性性)


が存在すると説いています。




そして人生の成熟においては、それらの異性像と向き合い、


『統合』していくことが大切なのだと。




この考え方は、私にとって衝撃でした。



というのも、私たち夫婦はまさに「性別の役割」に

無意識に縛られていたからです。



夫は「男性はこうあるべき」という思いが強く、

どこか“母性”から距離を置いているように見えました。



けれども、私が心からこの『統合』の話を夫に伝えたとき、

彼の中で何かが動き始めたように感じました。




◆変化は、呼応し合う




私が少しずつ、次女への「過保護」を手放し始めたことにも、

大きな意味があったのだと思います。



正直に言えば、私はもう限界でした。

育児と感情の奔流のなかで、精神的に追い詰められ、

何度も「逃げ出したい」と思うほど苦しかった。

それでも、「私しかいない」と自分を責め、何とか踏みとどまっていました。




でも、そこから一歩引いてみると――

ようやく自分自身の時間を持てるようになってきたのです。



占いの仕事を始め、ほんの少し自分を取り戻していく中で、

母子の距離にも変化が訪れました。




そして不思議なことに、それに呼応するように夫も変わっていったのです。



少しずつ、娘たちへの言葉や態度に、

柔らかさや優しさがにじむようになってきました。



かつての「俺が正しい」が口癖のようだった夫が、

「お前の言うことも一理あるな」と言うようになり、

”母性”を受け入れ始めたのです。





◆鏡のような関係性




私は思います。

パートナーというのは、やはり鏡のような存在なのだと。



どちらか一方が変われば、もう一方も変わらざるを得なくなる。

たとえ表面上は反発し合っているように見えても、

深いところではつながっていて、

お互いの変化が、静かに、でも確実に影響し合っている。



それは、決して劇的な変化ではないかもしれません。

けれど、確かに「何かが変わり始めた」と感じたとき、

それは関係のバランスが少しずつ整い始めている合図なのだと思います。





◆ おわりに




次女の困難から始まった私たちの変容は、今もなお進行中です。



母である私が、母性に偏りすぎることなく、父性も取り戻していくこと。

父である夫が、男性性に固執せず、柔らかな部分を解放していくこと。



そうしたプロセスを経て――


私たち夫婦もまた『統合』に向かっているのかもしれません。



パートナーとは、互いに影響し合いながら“共に成長する仲間”なのだと、

今では心からそう思います。




友人関係も同じで。


いつの間にか合わなくなった関係――その数だけの成長が、

自分にも相手にもあった、ということなのだと思うんです。



「出会いは別れの始まり。別れは出会いの始まり。」



昔、転校する間際、当時の大好きだった担任の先生がくださった言葉です。

当時は幼すぎて、悲しすぎて、その真意が分かりませんでした。



でも今、様々なご縁を経て、

これからもそんなご縁の中で生きていくことを考えたとき――



「人との出会いに、そこでの学びに、大きな成長と変容の鍵があるのだよ。

出会いと別れを繰り返しながら、いい人生を作っていこうね。」



ということを仰りたかったのかなと思ったりします。



もう一歩勇気を出して――

互いに影響し合いながら“共に成長する仲間”との関係を

大切に育んでいきたいなと思いました。




もうすぐお盆ですね。



帰省などなされる際に、もし懐かしい笑顔に触れたなら、

その「鏡」に映るご自身を――

酸いも甘いも、清も濁も、様々呑み込んで来たそのご勇姿を――



優しく見つめ認めてあげてください。



その時「過去の自分」と「現在の自分」の『統合』も進み



「自分の人生、これでいいのだ」



と、深い”Yes”を感じることができるのだと思います。





由禧(よしき)

由禧(よしき)先生
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由禧(よしき)先生
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  • 【性別】
    女性
  • 【鑑定歴】
    1-2年
  • 【鑑定の雰囲気】
    とても話しやすい
  • カメレオン憑依による心の代弁 親子問題・子供の未来、可能性のサポート 文殊菩薩が照らす導き
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