由禧(よしき)先生

自然の神さまに出会う旅H

2025/08/03 21:34:30

雷の神さま――尊敬と恐れのあいだで目覚める力




ある日、まるで雷が落ちたかのような気づきが私を襲いました。



それは突然のことでした。『鬼滅の刃』という作品をもう一度観たときのこと。

ただのエンタメとしてではなく…

そこに流れる深層のテーマを「感じ取ってしまった」のです。



「ああこれは、EgoとSelfの戦いだ」と。



光と闇、生と死、善と悪…それらの二項対立の奥に、

自我を超えた魂の成長が描かれていると感じた瞬間。



そして、雷の呼吸を使う我妻善逸のエピソードが、

自分の中の何かを強く震わせたのです。



彼が自分の力を本気で発揮できなかった理由――

それは「兄弟子への遠慮」だったのではないかと、ふと思いました。



ただの気弱な性格というよりも、心の奥底で


「尊敬する人に好かれたい」

「嫌われたくない」

「目立ちたくない」


という__抑制の力が働いていたのではないか。



その“気遣い”こそが、自分自身の力をセーブするブレーキになっていたのではないかと。



この気づきは、まるで雷のようでした。

そしてそれは、私自身と兄との関係を照らし返す、

ひとつの「稲妻」でもありました。



私は、兄のことをずっと尊敬してきました。

京都大学に進学するほどの秀才で、誰もが一目置く存在でした。

成績や受験、進路、そして人との接し方…

何をとっても「兄のようにはなれない」と、

私は心のどこかでいつも自分に負けていました。



でも、心の底では本当に兄が好きだったし、尊敬していたんです。

だからこそ、「張り合う」ことが怖かったのかもしれません。



善逸の姿に、自分の過去が重なりました。



力があることを信じられない。表現できない。

怖いのは___「力を出してしまった後」のこと。




「兄に嫌われるかもしれない」


――そんな無意識の恐れが、私の中にずっとあったんです。




雷は、空から落ちてくる「天の声」のようです。

それは、私たちの魂を震わせ、眠っていたエネルギーを叩き起こします。



神話の中でも、雷の神は「覚醒」の象徴として描かれています。



たとえば『古事記』には

「建雷命(タケイカヅチノミコト)」という雷神が登場します。

彼は出雲の国譲りの際、天照大神の命で地上に降り立ち、

大地の神々に「天の意志」を告げる役割を担います。



その姿は、雷鳴とともに人々に畏怖と目覚めをもたらす存在――

まさに「衝撃によって動かす者」でした。





私たちの日常にも、そういう「雷のような気づき」が突然やってくることがあります。




でもそれは、とても怖いものです。



自分の常識が崩れ、自我が打ち砕かれ、自分という存在の根底が揺さぶられるからです。

でも、その雷こそが、本当の自分に出会う扉を開いてくれるのだと思うのです。





雷は、怒りの象徴でもあります。

けれどそれは、破壊のエネルギーであると同時に、「生命の鼓動」でもあります。





私自身、兄との関係の中で抑え込んできた感情がたくさんありました。


「比べられるのが嫌だ」「悔しい」「どうして私はうまくいかないの」


…そんな小さな怒りや悲しみを、

「こんなの持っちゃいけない」と思って封じ込めてきました。




でも、本当は――怒りにも、祈りにも、ものすごいエネルギーがあるんですよね。




善逸が、極限状態で放つ雷の呼吸の「一の型」と、自ら考え努力の末会得した新しい型。

あの瞬間、彼は恐れや劣等感を超えて、「真の力」を解き放っています。



私もまた、自分の影を認め、涙を流し、自分に雷を落とすような経験を経て、

ようやく「私は私でいいんだ」と思えるようになりました。



雷は、影を裂き、夜を切り裂いて、光を見せてくれる存在です。




「影をくぐった者にしか見えない光がある」




それは、悲しみを知っているからこそわかる希望。

怒りや妬みを通ったからこそ見える優しさ。

そして、誰かを本当に尊敬した経験があるからこそ芽生える、自分自身への深い信頼。



兄と出会えたからこそ、私は自分を見つける旅に出られた。

善逸の弱さを愛せたからこそ、自分の中の弱さを赦せた。



そして雷の神が教えてくれたのは、

恐れの奥に眠っていた「目覚めの力」でした。




もし今、あなたの中に

「こんな感情を持っちゃいけない」と思ってしまう気持ちがあったら。


それもあなたの魂の一部であり、いつかあなたの中で「雷」となって、

目覚めの火を灯してくれるかもしれません。



雷は、壊すためではなく、呼び覚ますためにやってきます。

それは、自分の本当の力に出会うための、天からのメッセージなのかもしれません。



だから、もし雷があなたに落ちたとき――

どうか怖がらないで。

あなたはもう、光の方へ進んでいいのですから。




由禧(よしき)

由禧(よしき)先生
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  • 【性別】
    女性
  • 【鑑定歴】
    1-2年
  • 【鑑定の雰囲気】
    とても話しやすい
  • カメレオン憑依による心の代弁 親子問題・子供の未来、可能性のサポート 文殊菩薩が照らす導き
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