由禧(よしき)先生

閑話休題|祖母の願いと私の生き方

2025/07/31 23:15:13

合間に、ひとつ私自身のお話を……





祖母、母、そして私――

三世代の女性たちが抱えてきた「働きたい」「自由になりたい」という願い。

その連鎖を受け取り、私が今、自分らしく生きようとする過程を綴りました。









祖母に似てきた私



――受け継いだ“働きたかった”という願いを越えて



最近、鏡を見るたびに思う。

ああ、私、祖母にどんどん似てきているなって。



祖母が亡くなったのは、私が二十歳くらいの頃。

お葬式の場で祖父が私の顔を見て、

「本当にそっくりだ。このくらいの年齢で嫁いできたんだよ」

と言ったのを、今も覚えている。


祖母は20歳そこそこで嫁ぎ、21か22で母を産んだという。



けれど、その若さで嫁いだ祖母の胸の中には、

誰にも見えない願いがずっと灯っていた。







祖母の口癖は、「働きたかった。女学校では一番出来たんだよ」だったらしい。

母にとっては耳にタコができるほど聞かされた言葉だったそうだ。



祖母は、本当は外に出て、自分の力で働き、生き甲斐のある人生を歩みたかった。

戦後、国に預貯金を没収され、鉄砲玉が足に残ったままの祖父は

ひどくお金に執着するようになったそうだ。



祖母は自身の父を亡くし…半ば強制的にお見合いをさせられたらしい。

1940〜50年代、戦中戦後の混乱期…

「自分で働きたい。経済的に自立し、やりがいある仕事をして生きていきたい」

今なら”普通”と言えるその夢を、祖母は叶えることができなかった。



嫁に入り、子供を3人産んで育てるという立派な仕事は

「仕事」としては認められなかった。


経済的な自由の無さ___

今で言えば、それは立派な“経済的DV”で”やりがい搾取”だったと思う。



だからこそ、祖母は娘である母に夢を託した。

「勉強してなさい」――そう言って、台所にも立たせなかった。

家事なんて覚えなくていい。あなたは私とは違う人生を生きなさい、と。

実母は、その熱量を「教育ママだった」と苦笑まじりに語っていたけれど、

きっとそこには、祖母の“切実な祈り”が込められていたのだと思う。







けれど___

その願いは“夢”であると同時に、

実母にとっては“重荷”でもあったのかもしれない。



実母は戦後に生まれ生きた「団塊の世代」の女性として、

「女も自立せねば」と突き動かされながらも__

どこかで息が詰まるような生き方をしていたように思う。



そしてその影は、私にも伸びていた。



実母は、祖父を「守銭奴」となじっていたけれど、

私に対してもまた、お金を出すことにとても慎重だった。

何かをやりたいと話すと、「本当に必要なの?」「それで何になるの?」と、

疑いと怒りが混ざったようなまなざしを向けてきた。



私はただ、応援してほしかった。

「やってごらん」と言ってほしかった。



祖母の夢が、実母の重圧となり、そして私の孤独へと連鎖していった。

でも私は、そこで立ち止まりたくなかった。







私の中には、確かに祖母の血が流れている。

それは、顔立ちだけじゃない。

スピリチュアル的な能力、物事に没頭しがちな姿勢、人を思って手を動かす力、

そして「生き甲斐のある仕事をしたい」という、静かだけれど強い願い。



祖母は、手先がとても器用だった。

私が小さな頃、リカちゃん人形の服を欲しがっていたけれど、

なかなか買ってもらえず__おそらく祖母にねだったのだろう。

祖母は、箱いっぱいの手作りの服を縫ってくれた。




母は「暇を持て余した専業主婦だからよ」と言ったけれど、

それはあまりにも失礼な言葉だと思う。

あれは、“暇”じゃない。“祈り”だ。

あれは、“手芸”じゃない。“人生そのもの”だった。







今、私は占い師として、誰かの人生に耳を傾けている。

言葉を通して、魂にそっと触れる仕事。

祖母が本当はやりたかったのは、

もしかするとこういう「人の力になる」仕事だったのかもしれない。



祖母が母に託した「勉強して、働きなさい」という願い。


私もまたそれを受け取りながら


だけども実母とは異なる形で、今___


自分の手で少しずつ編み直している最中だ。



私は、自分の魂に沿った「働き方」を見つけつつある。








祖母が遺してくれた手作りのリカちゃん服は、

私がこの人生を自分らしく“着こなす”ための最初の一着だったのかもしれない。



私はこの人生を、自分の手で縫い合わせていく。

祖母の布も、母の糸も、そして私の針も使って。







…こんな個人的な話を綴ったのは、

これもまた一つの「物語」として捉えることができるのだと、

改めて感じたからです。



出来事の捉え方次第で、

それはバッドエンドにも、ハッピーエンドにも姿を変えていきます。



あなた様の物語も、少し立ち止まって再編集してみませんか?

まだ気づいていない、でもとても大切な“答え”が、

その中に眠っているかもしれません。






由禧(よしき)

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  • 【性別】
    女性
  • 【鑑定歴】
    1-2年
  • 【鑑定の雰囲気】
    とても話しやすい
  • カメレオン憑依による心の代弁 親子問題・子供の未来、可能性のサポート 文殊菩薩が照らす導き
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