由禧(よしき)先生

自然の神さまに出会う旅D

2025/07/29 21:51:00

鉄の神さま___片目の神と、魂の再鍛造




土から鉄へ、変容のその先へ




私たちはときどき、「もうこのままじゃいられない」と感じる瞬間に立ち会います。



心の奥に、うっすらとした痛みや、はっきりとした絶望。

言葉にならない焦燥や、「本当はこんなはずじゃなかった」という感情。

そんな時、私はふと“自然の神さま”たちの声に耳をすませたくなります。





土の神さまが教えてくれた「変容の受容」




土はすべてを受け入れてくれます。

雨も風も、種も死骸も、涙も嘆きも。

そして、時間をかけて静かにすべてを包み込み、

腐敗を経て、発酵させ、命のもとへと還していくのです。



私はこれまで多くの「変わらなきゃ」と焦る気持ちを抱えてきました。

でも土の神さまは、それを咎めることはありませんでした。



変わる必要も、変わらなくてもいいということも、

すべて受け入れて、ただ「そこにいること」を許してくれたのです。





変容とは、決意するものではなく、

受け入れることで訪れるものなのかもしれません――



そんな気づきを、土の神さまから私は受け取りました。






そして今。

土で十分に“柔らかくなった私”のもとに現れたのが、

天目一箇神(アメノマヒトツノカミ)――鉄と鍛造の神さまでした。





鉄を鍛える神――片目の天目一箇神(アメノマヒトツノカミ)




この神さまは、“片目”という異形を持っています。


それは、なぜなのでしょうか?



鍛冶師たちは、真っ赤に燃える炉の火を見つめるとき、

片目だけで集中して覗き込んだと言われています。



両目では光が強すぎて、感覚が狂ってしまう。

だから、見たいものだけを見て、他は閉じる。





私たちはいつも、すべてを見ようとして疲れてしまいます。



人の気持ち、自分の評価、未来への不安、過去の後悔。



でも天目一箇神は、こう語りかけてくれている気がします。




「片目の神は、見たくないものを見ないのではない。

見極めたいものだけを見ているのです」




それは、過剰な情報を削ぎ落とす“意志の目”。



すべてを見なくていい。


見たいもの、見届けるべきものだけを、まっすぐに見つめていいんだ――と。






魂の再鍛造と「失われたもの」の力




天目一箇神(アメノマヒトツノカミ)はまた、

「欠けている」存在でもあります。



完全な形ではなく、何かが失われた神です。



でもそれこそが、彼の真の力なのだと思うのです。




「失った部分が、真の力になるとき――それが魂の再鍛造です」




誰かに愛されるために、自分を差し出してしまったこと。


静かに耐えて、誤解され、笑顔の裏で泣いてきたこと。


言葉にすれば壊れてしまいそうで、心の奥にしまったままのもの。




それらは、確かに“失われた何か”かもしれません。




__でも、天目一箇神(アメノマヒトツノカミ)のように、


その欠けた部分にこそ“真の火”が宿るのです。





苦しみの炉の中で、私たちは変わっていきます。


叩かれ、削がれ、砕かれながら、


やがて「本来の自分」という刃に鍛え上げられていくのです。






そして、創る人へ___




すべてを持っている必要はありません。

完璧である必要もありません。



「人はすべてを持っていなくても、すべてを創ることができる」



天目一箇神(アメノマヒトツノカミ)は、そう教えてくれます。



片目でも、むしろ片目だからこそ、

彼は“世界を鋭く見つめ、炉の中に希望を打ち込む力”を得たのだと思います。





私もまた、すべてを持っているわけではありません。

むしろ、失ってきたものの方が多いかもしれません。




でも、それでも私は――

いま、新しい自分を創りたいと願っています。






変容のその先へ――そして「石」へ




土の神さまが受け止めてくれた「私のまま」を、今度は、

天目一箇神(アメノマヒトツノカミ)が「新しい形に鍛えてくれました」。




そしてこの先、私の心はさらに「深く、堅く、美しいもの」へと

惹かれ始めています。



それは、長い時の流れの中で圧縮され、磨かれ、

静かな光を宿す存在――石や鉱物たちです。



人が鉄を鍛えるように、

地球は、時間をかけて石を創り続けている。




次回は、そんな「鉱物」や「石」に宿る神さま――

地中深くで静かに生きる魂たちについて、綴ってみたいと思います。





由禧(よしき)

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  • 【性別】
    女性
  • 【鑑定歴】
    1-2年
  • 【鑑定の雰囲気】
    とても話しやすい
  • カメレオン憑依による心の代弁 親子問題・子供の未来、可能性のサポート 文殊菩薩が照らす導き
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